肌や美容のちょっとした知識やヒントを壺に入れてまいります。沢山溜めたいと思います。お役にたちますように!

No.1 皮膚には沢山の機能があるのです!

私たちの体の臓器は、ご存じの方も多いと思いますが、例えば胃には大きく2つの働きがあり「食べ物を消化する働き」と食べ物と一緒に入ってきたウイルスや細菌を「殺菌する働き」があるのです。
実は皮膚もそれだけで臓器の一つとして考えられるほど私たちの生命活動を担う大切な働きをしていて沢山の機能を持っています。

ちなみに成人の皮膚を広げてみるとその面積は約1.6㎡といいますから畳一帖くらいにもなるのです。意外に大きいと感じる方も多いのではないでしょうか?
すっぽりと私たちの体を守ってくれている皮膚は、「鎧」のような頼もしく賢い働きをしてくれていますので、あなたの知らない皮膚の世界を少し覗いてみてくださいね。 
では、皮膚が持ついくつかの賢い機能を見てみましょう。

①紫外線からの防御機能

30代から肌の悩みで上位に上がってくる「肌のシミ」この悩みも考えてみれば、皮膚が持つ紫外線からの防御機能が働いた結果なのです。 皮膚のメラニン色素が紫外線を吸収してくれることで、皮膚の奥に悪影響を与えないように働いてくれます。 ただ「シミ」は何故できるのかについてはセミナーでしっかりとお伝えしたいと思いますが、やはり年間を通じて紫外線から肌を守るケアはしっかりしてくださいね。 最近はパソコンやスマホのブルーライトも肌に悪影響を与えるという研究成果も出ているようです。外に出る出ないに限らず室内にも入ってくる紫外線からしっかり守りましょう。

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②バリア機能と保湿機能

肌の表面の一番上の角層に、この2つの機能が備わっています。 バリア機能はその名のとおり肌に異物が入ることと、肌から水分が逃げていくのを防いでいます。このことによって実は肌のうるおいは守られているのですがこれを皮膚の保湿機能と言います。つまり肌の“うるおい”はバリア機能がちゃんと役割を果たしているかどうかと言うことにもなるのです。
バリア機能と保湿機能はセットなのです。 肌が乾燥しやすい人はこの機能が正常に働いているかが重要な要素になってきますよ。

③防御機能

皮膚は有害な物質が体内に侵入するのを防ぐ働きをもっています。それは皮膚の表皮に2~5%ほど存在する「ランゲルハンス細胞」という細胞があることで、さまざまな悪影響物質や細菌の侵入を防いでいるのです。 
「ランゲルハンス細胞」は、バリア機能が弱くなって侵入した細菌を退治する働きがあり、つまりランゲルハンス細胞は第2のバリア機能とも呼ばれています。
 そしてもう一つ細菌が侵入してきた事を脳に伝える情報伝達の働きをします。 何か悪い物質に触れた時や侵入された場合すぐさま「危険」を察知して皮膚が反応するのはこのランゲルハンス細胞のおかげでもあるのです。

④知覚機能

熱い物に触れて「熱!」と感じるのは、熱いと感じる機能を皮膚が持っているから、危険を回避しているのです。知覚には、物の温度を感じる「温覚」と「冷覚」がありますが、その他に「圧覚」などもあり全て神経を通じて脳へ送られて、反応が起きています。
これが無いとある意味とっても危険ですね。 こうやって皮膚を見てみるとランゲルハンス細胞とも相まって色々な物から守る機能を持っているのがお分かりいただけますね。本当に皮膚の働きは凄いです。

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その他皮膚には体内の体の熱を維持する「体温調節機能」や、わずかながら皮膚は酸素を吸収し二酸化炭素を放出する「呼吸機能」も持っています。 
また、吸収と言えば、油溶性の有効な薬剤などを吸収する「吸収機能」も備えています。 そして年齢を重ねると不足しがちになる皮脂分泌、これは汗とともに肌の表面に天然のクリームと言われる皮脂膜をつくりますが、この「分泌機能」も元々備わっている皮膚の機能なのです。

もう一つ、人前で失敗して耳や顔が赤くなったり、叱られて蒼白になったりすることってありますね。
これも実は皮膚が持つ機能なのです。そう感情を相手に伝えるコミュニケーション機能なのです。
このことについては、いつかコラムに記事を投稿したいと思います。

皮膚は「鎧」のような物と冒頭に書きましたが、体と外界を遮る極々薄い皮膚は、なんとその厚さは約1.8mm。
でもこの皮膚は私たちの体を守るために健気にも一生懸命働いてくれているのです。
これらの機能がいつまでも正常に働くように皮膚の日々のケアやメンテナンスをお忘れなく。