肌の「たるみ」の皮膚生理要因は、大きくは以下の4つが考えられます。

1.肌の(皮膚)の弾力低下
2.皮下脂肪の増加
3.表情筋の筋力の低下
4.加齢にともなう女性ホルモンの低下

これらが、相まって肌はたるむのですが、皮膚の弾力が低下すると増加した皮下脂肪を支えられなくなりバランスが崩れ「たるみ」が目立って肌に現れます。

肌が気になる女性

では、どうしてそれらの皮膚生理状態になるのでしょうか?

1.皮膚の弾力低下

皮膚の弾力低下の原因は、
①加齢による真皮機能の衰えによりコラーゲンなどのタンパク質のダメージや変性がおきる。
②紫外線の影響によるコラーゲンなどのタンパク質ののダメージや変性がおきる。
③加齢や生活習慣などにより、コラーゲンなどのタンパク質の「糖化」が発生する。

これらの真皮の変性により、皮膚が張のある肌が保てなくなってしまいます。

2.皮下脂肪の増加

皮下脂肪

2つめの、皮下脂肪の増加は、皮下脂肪の働きとしてエネルギーの貯蔵や体温の保温機能がありますが、
加齢とともに代謝機能が衰え、この脂肪は肥大化してしまいます。

3.表情筋の筋力の低下

表情筋は、顔の表情をつくる筋肉です。腕や脚のなどの筋肉は直接骨と骨についていますが、表情筋は片方は骨に片方は直接皮膚についているのです。そして、皮膚と一緒に皮下脂肪を支えていますが、この表情筋の筋力は、衰えます。

たるみの現象は、肥大化して皮下脂肪を筋力が衰えた表情筋が支えきれなくなって脂肪もろとも重力に逆らえず垂れる・・・と言うモノ。

表情筋の衰えは見逃せませんね。

4.加齢による女性ホルモンの低下

皮膚のハリや弾力、また柔らかな柔軟性は、女性ホルモンの影響大きく関係してきますが、加齢とともに女性ホルモンが減少することで、肌の張りや柔軟性が失われます。

これらの皮膚の状態は、加齢や紫外線の影響も大きく関係しますが、それぞれの皮膚生理への影響は、これら以外にも

(1)乾燥
(2)酸化
(3)免疫力の低下
(4)ストレス
(5)栄養バランスの不足
など

皮膚細胞に悪影響を与え、たるみやしわを加速させる原因にもなりますので、これらも十分気にする必要があります。

食生活が肌に悪影響を与え老化を促進することも

特に、皮下脂肪の増加、増大や、皮膚のコラーゲンの減少などは食生活での栄養バランスが悪いとダイレクトに皮膚細胞に悪い影響を与えてしまいます。

それが、特にコラーゲンの糖化という現象に現れてきます。

コラーゲンの糖化は、タンパク質であるコラーゲンが糖とくっついてしまう現象です。
専門的には「AGE(終末糖化産物)」という物質が生成されてダメージを受けてしまうことですが、
この糖化物質が発生するとコラーゲンを分解してしまう酵素が約2倍に増えてしまいコラーゲンの弾力を失わせたり硬く萎縮させてしまったりします。

甘いお菓子を気にする女性

では、何故「糖化」がおきるのでしょうか?

糖化が起きるのは、やはり食生活の影響が大きいのです。
血中のブドウ糖が過剰になってしまうと、細胞を作っているタンパク質に糖がくっついてしまいます。
特にタンパク質は加熱されると糖とくっつきやすい性質があるため、甘いもの駄菓子などを摂る栄養バランスの偏った生活を重ねることで、比較的多くの糖化物質を摂取することにもなります。
もちろん、口から入るものは消化され分解されますので、全てが糖化の原因とは言えませんが、その数パーセントは排泄されずAGEとなって体内にとどまってしまうことも分かっています。

この糖化を防ぐには、

やはり食生活も重要なファクターになります。できるだけ糖質の過剰摂取はさけることが重要となりますのでぜひ血中の糖濃度をチェックするとともに、積極的い食生活の見直しを図ることが若々しい肌を保つ一つの予防策という認識を持ちましょう。

肌の弾力低下をチェックをしてみましょう

○ほおを指先で押してみる

モチっとして中身がしっかり詰まったような感触が弾力のある肌ということになります。それは、空気をいっぱい入れた風船やゴムマリのようです。

一方、ハリや弾力が低下している肌を押してみると、跳ね返るような手ごたえは無く指先が沈む感じがします。それはまるで、空気が抜けて萎んだ風船やゴムマリを触った時のようなイメージでしょう。

○見た目でも確認する

ほお骨のあたりに光源があったた時などに艶ややかな輝きがでる肌は、皮膚の真皮のコラーゲンなどの密度も高くピーンと張ったまさしくハリのある状態です。

また、目の横に薄っすらとシワができてきたり、ほおの位置が下がってきたり、ほうれい線が気になりはじめたら、まずは皮膚の真皮の状態が衰えてきていること、表情筋の筋力が低下してきていること、皮下脂肪が増えてきているかもしれないなど、皮膚生理を見つめてみてください。

原因が分かっている皮膚生理は、予防が先手になり発生を遅らせたることができます。

いかがでしたか?肌のたるみの要因と皮膚生理要因をまとめてみましたが、肌のたるみを予防するスキンケアの方法や効果的な美容法も次回ご紹介したいと思います。

では、次回をお楽しみに!

ミルボーテ代表松本千加子